プリンターM640でB200のエラーが出た時の対処
正月で実家に帰省して早々にプリンターの修理をしているもりかみです。
キャノンのプリンターMP640.
父が言うには「紙詰まりをしたので、それをプリンターの背面から取り外したら、使えなくなった」とのこと。
内心「壊したんだろう」と思いながら電源を入れてみると
- B200
プリンタートラブルが発生しました
電源プラグを抜いて
修理受付窓口へ修理を
ご依頼ください
と表示されました。
「このメッセージが出たのでCanonの窓口に連絡したら、サポート終了と言われた」と、父。
電源プラグをプリンターから抜き、
プリンターのあちこちを開けて見てみるが特に問題がない。
そこでWEBで検索してみると、結構ありました「B200エラー」の検索結果。
調べた結果からすると
試せる範囲での原因は「プリントヘッド」
インクタンクをとりつける容器ですが、
ここについている基盤が原因のようです。
リスクが少ない順で「試して復旧した方法」を紹介します。
自己責任で「ダメ元」でお試しあれ!
サービスモード
これにすることで復旧することがあるようです。
- プリンターの[電源]ボタンを押す
- すぐに[ストップ]ボタンを押したまま、[電源]ボタンも押したままにする
- ここで緑ランプが点灯すればOK
- 5秒数える(短すぎても長すぎてもいけない)
- [ストップ]ボタンだけ離す
- [ストップ]ボタンを1度押す
- オレンジランプが点灯すればOK
- もう一度[ストップ]ボタンを1度押す
- 緑ランプが点灯すればOK
- [電源]ボタンを離す
- 緑ランプが電滅し、液晶に「Service Mode」と表示されればOK
この後、電源プラグを一度抜き、もう一度差してから電源を入れて、復旧すれば終わりです。
プリントヘッドの電極にシールを貼る
用意するものはシール(テープでもよい)。
- プリンターのカバーを開けた状態で、プリンターの[電源]ボタンを押して起動する。
Canonnoの「本機を設置する方法(PIXUS MP550)」より[
カバーの開け方」 - しばらくするとインクタンクの入ったプリンターヘッドが真ん中ほどに移動して止まります。
- インクタンクをすべて取り出す。(*下図は取り付ける場合)
Canonnoの「本機を設置する方法(PIXUS MP550)」より「インタタンクの取り付け」 - プリントヘッドを取り出す。(*下図は取り付ける場合)
Canonnoの「本機を設置する方法(PIXUS MP550)」より「プリントヘッドの取り付け」 - プリントヘッドの電極の一部をシールでふさぐ
プリントヘッドの背面に緑色の基盤があり、そこには金色の小さな四角が並んでいます。これが電極。
このうち、一番上の行の右から2,3,4個目をふさぎます。
一番上の行の左から2,3個目もふさぎます。
- プリンターの電源を切る
- プリンターヘッドをプリンターに取り付ける
- インクタンクを取り付ける
- プリンターの電源を入れる
復旧すれば終わりです。
プリントヘッドを洗浄する
これはプリントヘッドについたインクを取り除くのが目的。
- プリントヘッドを外し、お湯につけて洗浄します。
もし前記した「電極にシールを貼る」をした後なら、シールははがしてください。 - お湯の中で出し入れしたり、お湯を入れ替えたりして、ほぼインクが出てこなくなるまで洗浄します。
- そのあと、よく乾かします。
結構気長な作業です。
これでも復旧しなければ、プリントヘッドを交換するしかありません。
すでに生産中止なので、ヤフオクやメルカリで中古を手に入れます。
でもその値段次第ですね、ずいぶん前の機種なので。
今回は、
先にプリンタヘッダを洗浄してダメで、そのあと電極にシールを貼りました。
エラーはでなくなりましたが、今度は何も印字されなくなり、復旧に失敗。
先にシールを貼るのを試していれば復旧していた可能性大です。