UWSCはWindows11で動くのか

Windows11のリリースがまだ正式に決まっていませんが、開発者向けに出ているバージョンがありますね。
今回はUWSCとUWSCで作ったEXEファイルがWindows11で動作するのかテストしました。

UWSCとはWindowsの操作を自動で実施するプログラムが組める便利なもの。
開発・提供が数年前に終わりましたがWindows10では十分に使えていました。
(プロ版が手に入らなくなったので、残念ながら他の人に紹介できませんが)
今でもほぼ毎日のように使っています。

Windows11が使用できるPCにはいろいろと条件があります。
今回使用したPCのスペックは最低ライン

64bit dual CPU Celeron N3350 1.1GHz
メモリ4GB

Windows11の動きは、クリックして反応する動作に少し時間がかかります

このPCでのテスト結果を紹介します

インストール

インストールしたUWSCはuwscpro5302.exe。おそらくUWSCの最終バージョン。
問題なくインストールできました。
ライセンス認証も成功。

UWSCファイル

uwscファイル(プログラム)を実行したところ、特に問題なし

.netframework

途中 .netframeworkを使用したプログラムがあり、そのときには自動的に .netframeworkの2.5と3.0をインストールするかのウィンドウが表示されました。
インストール後は普通に使用できました。

EXEファイル

UWSCで作成したEXEファイルも特に問題なし

createform

createformを使ってhtmlのフォーム画面を表示して、デザイン崩れがなくWindows10と同じ見た目は画面で問題なし

Internet Explorer

CREATEOLEOBJを使ってInternet Explorerを起動しようとしたところ、Edgeが起動しました。
これはWindows11にはIEが入っていないためです。
そのためIEをIESETDATAなどを使ってコントロールすることはできません。エラーが出ました。

WEBブラウザを自動操作したい場合には、IESETDATA , IEGETDATAなどは使えません
Selenium Basicなどを使う必要があります。

Google Chrome

そこでSelenium Basicを使ってGoogle Chromeを操作できるかテストしました。
Windows11にはChromeは入っていません。Windows11用のChromeはまだリリースされていません。
そこでWindows10で動作するChromeをダウンロード・インストール
Selenium Basicの最新版をインストール

CREATEOLEOBJ(“Selenium.WebDriver")でChromeを起動に成功
ChromeのコントロールもWindows10のときと同じように問題なく動作しました