自分でライフプランニング

自分はこのままいくと何歳まで働かなくてはならないのか?
アーリーリタイアメントするにはいくら貯金が必要なのか?
今の生活を続けたら定年退職後の暮らしは大丈夫か?

この質問(不安)の答えはライフプラン(将来設計)を作れば分かります。

、、、、、

こんにちは、5年前からライフプランを自分で作っているモリカミです。
一回作ると「なんとなく生きている」から「自分で考えて決めた人生を歩んでいる」に意識が変わるから不思議です。

10年、20年後まで考える機会

  • 結婚する場合
  • 長期のローンを組むような大きな買い物(たとえば家)をする場合
  • 子供が生まれる場合

では、ライフプランニングを作る必要がありますよ。

ライフプランの作り方のオススメ

すでに詳しく作り方を説明しているページがあります。

これをやるまで家買うな!ライフプラン表をエクセルで作る16の手順
fp-tokushima.com/lifeplan-excel-3753.html

エクセル用のライフプラン表がダウンロードできます。
入力の手順も詳しく説明してありますが、
子供の教育費については次のページのデータを使うとより現実的な表が完成します。

文部科学省が公表している子供の学費調査

www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/1268105.htm
ここから「子供の学習費調査-結果の概要」の最新年度のデータをダウンロードして使ってください。
参考までにデータを抜粋します。

平成24年度の小学校の学費総額

小学校1年 公立 311,178 私立 1,704,654
小学校2年 公立 252,559 私立 1,202,493
小学校3年 公立 270,139 私立 1,248,652
小学校4年 公立 295,128 私立 1,377,759
小学校5年 公立 311,787 私立 1,451,793
小学校6年 公立 388,945 私立 1,553,148

平成24年度の中学校の学費総額

中学校1年 公立 450,971 私立 1,561,338
中学校2年 公立 398,117 私立 1,121,469
中学校3年 公立 502,221 私立 1,204,719

平成24年度の高校の学費総額

高校1年 公立 440,233 私立 1,161,743
高校2年 公立 392,661 私立 847,989
高校3年 公立 325,969 私立 876,466

国立大学の授業料、入学料及び検定料の調査結果について

www.mext.go.jp/a_menu/koutou/houjin/1335932.htm
ここから最新年度のデータのページに行くことができます。
1年生の時:検定料(受験)+ 入学料 + 授業料
2年生以降:授業料
最新データ平成22年度では
1年生の時:834,800 (17,000 + 282,000 + 535,800)
2年生以降:535,800
です。

学費は下のページにあるように、毎年金額が上がっているので、
子供が大学に入る頃の金額は今よりも高くなります。

国立大学と私立大学の授業料等の推移
www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kokuritu/005/gijiroku/06052921/005/002.htm

私立大学等の入学者に係る学生納付金等調査結果について

www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/006.htm
このページから「私立大学等の入学者に係る学生納付金等調査結果について」をクリックすると最新のデータを見れます。

平成25年度
1年生の時:1,312,526
2年生以降:1,048,136
となっています。

受験料は大学によって違います。
www.keinet.ne.jp/dnj/15/gakuhi/s_jukenryo.pdf
このページが参考になります。
センター利用入試と一般入試で違いますが、これはセンター試験を受けたか大学が用意した試験を受けたかの違いです。
平均受験料:30,000 と考えていいでしょう。

大学はどこに行くかで学費が結構違う

ここまで紹介した金額は平均です。
経済学部、文学部、理学部、歯学部、薬学部、医学部などの学部の違い
そして学科の違い、大学による違いがあります。

年金について

年金は国民年金には全員が加入し、
働き方によってさらに厚生年金または共済年金に加入します。
加入している年金が厚生年金であれば、
国民年金にも加入していることになります。
参考(公的年金の種類と加入する制度)
www.nenkin.go.jp/service/seidozenpan/shurui-seido/20140710.html

どの年金に加入しているかによって65歳以上でもらえる年金額が変わってきます。

脱サラ起業や早期退職を考えている人は注意

60歳までに働き方が変わった場合には年金額が変わります。

たとえばサラリーマンを退職し個人事業を始める場合や早期退職する場合には、国民年金に自動的に変更されます。
サラリーマンで60歳まで働いた場合と比べて年金支給額が低くなります。

支給年齢が変わる可能性も考える

現在65歳から年金の支給が始まりますが、30年後にはどうなっているでしょうか?

年金支給開始年齢が65歳への引き上げで終わると予測するのは無理がある。

参照元:(高齢者雇用と年金支給開始年齢)
www.jcer.or.jp/column/otake/index525.html

ここに書かれているように、さらに67,68,70歳へと引き上げられることを考えてライフプランを作るほうが安心できます。

ねんきん定期便で支給額がわかる

計算しなくても、今の時点で65歳から支給される額がわかります。
日本年金機構から郵送されるハガキ、ここに1年間の年金額が書いてあります。

生活費の入力

ダウンロードしたライフプラン表では
生活費が
食費、日用品、光熱費、衣服費、通信費、こづかい、交通費、交際費、雑費
と細かく分かれています。
家計簿をつけていなければ入力できませんね。
一度ライフプラン表を作った後に家計を管理・改善するときには便利ですが、
最初に完成させるためにはここまで必要ありません。
食費の欄にでも生活費合計を入力しましょう。

生活費合計をざっくり計算

生活費として利用している銀行口座、
この残高を利用すると1年間の生活費を計算できます。
最近の残高からその約1年前の残高を差し引きます。

子供が学校に行っている場合にはさらに学費も差し引きます。

これで1年間の生活費が計算できました。

生活費の統計データを使う

結婚、出産、子供の独立など、
これから家族構成が変わるのでこれまでの生活費の金額が参考にならない、
と思うのなら、次のデータを使ってもいいでしょう。

総務省統計局の家計調査
www.stat.go.jp/data/kakei/2.htm#new

2014年平均速報
世帯主の年代別に見る2人以上の勤労者世帯の消費支出では
29歳以下:243200
30-39歳:259200
40-49歳:299000
50-59歳:333000
60-69歳:316700
70歳以上:284200
(学費を除いたもの)
となっています。