FPに【資産運用に保険を提案した理由】をきいた

1万円を払ってファイナンシャルプランナーに相談し、資産運用プランを作ってもらいました。
プランは3つあり、すべて保険。
どれもが死亡保障のタイプ。
3つには同時に加入します。

なぜ全部保険?、こんなに死亡保障はいらないんだけど。

、、、、、

こんにちは、運用プランはファンドや投資信託・ETFなどと思っていたモリカミです。

同じような保障内容の保険3つに加入なんて、FPが保険仲介で儲けたいだけなのでは?

ネットで「保険による資産運用」を調べてみると、
メリットを書いているページは保険関係の業者のサイトばかり。
デメリットについては下のページをみつけました
参照URL
資産運用の方法(終身保険は定期預金より得?)
要注意! 銀行が販売するおトクそうな「生命保険」の裏側

情報を集めるほど、「貯蓄に保険を利用すること」がいい方法なのか
わからなくなってきました。

そこでFPにメールで質問したところ、回答がありましたので紹介します。

、、、、、

3つの運用がすべて保険なのは何故か?

FPからの回答

結論から申しますと、長期運用において、より安全にお金を運用できるのは保険が最適だということが挙げられます。

保険運用プラン1・・・銀行などでお金を預けたままにしているより、70歳時点での貯蓄効率がよく、(会社破綻によるリスクは残りますが)元本も確保しやすいため

保険運用プラン2・・・貯蓄効率については保険運用プラン1と理由が同じですが、奥様が55歳退職というライフプランを鑑みて、その時点で払い済みにでき、かつ満期まで払い続けるより効率のよくなるもののため。また保険料控除も利用できる(節税効果は大きくはありませんが、制度を賢く利用するという点は大事だと思います)

保険運用プラン3・・・銀行などの外貨預金と比べ、はるかに高い貯蓄効率であるため。また70歳までは引き出さないという観点から、それまでの運用効率は悪くても(元本を下回っていても)、70歳以降の受取り時に大きく増えているものが良いと判断したため。65歳以降の受取時、外貨から円に換金する際のレートが1ドル=1銭であり、これはどの銀行よりも割安であるため。55歳奥様退職として、それまで支払って、以降払い済みにすれば更に貯蓄効率が上がるものは、現状私が知る限りこの商品以外知りえません。

全てにおいて共通して言えることは、税の繰り延べ効果があるということです。銀行においたままだと毎年利子に対して20%の税金がかかりますが、保険の場合は受け取るときに1度課税されるのみです。どちらが手元に残るお金が多くなるかは明らかです。

また、今回の提案は、ただ保険にしたというだけでなく、インフレや増税や円安に対抗するため、外貨も組み込ませていただきました。

死亡保険に入る必要がない気がするのだが

FPからの回答

死亡保障は確かに必要ないかもしれません。ただ、長期におかれる運用効率という点では上と同じ理由で保険が最適であると思っています。(死亡保障は乱暴な表現の仕方をすれば、「おまけ」と言えなくもありません)
→保険という「箱」を使うことにより、家族に確実にお金を渡せます。相続などが発生したとしても、銀行のように口座が凍結されるようなことはないので安心かと存じます。
→各保険の死亡保険受取人を妻(または夫)からお子様に変えることも可能であり、そうすることで二次相続対策になります。

FPと今後定期的に打合せをするのであれば、投資信託などの資産運用を行い定期的に見直す方法もあるのではないか?

FPからの回答

投資信託などの資産運用も魅力的だと思います。ただそれはモリカミ様のリスクに対する考え方をお伺いしておりましたので、マネープラン上安心な資産ができたうえで、余剰資金で行っていただきたいと思っています。

*補足*
FPに相談したときに
退職後の資産をほぼ確実にいくらになるのかを確定する「ローリスクな資産運用」のプランの作成をお願いしました。

加入する保険の保険会社も資産運用をしているのだから、それと同じように資産を運用する方がいいのではないのか?

FPからの回答

保険会社は膨大な数の顧客から長期(20年や30年かける保険が多いです)資金を調達しており、それでもって資産運用をしています。駅前の一等地などを買い取り、ビルを建て、メガバンクや一部上場企業などのテナントを入れ、半永久的に家賃収入を得るビジネスモデルを個人で行うのは難しいと私は判断しています。

ここまでがFPからの回答です。

結局、資産運用方法は保険でいいのか?

ネットでの情報とFPの考え方を読んで、保険がベストな資産運用方法とは思えない。

でも目的(僕が希望すること)は叶えられる。

資産運用はお金を増やすために行う、
何のために増やすのかといえば「退職から死ぬまでにお金がなくならない」ため。

  • いくら資金が増えるかあらかじめ決まっている
  • その増えた金額が必要な分だけある

これが積立貯蓄型保険で達成できるのだから間違ってはいない。

ただし「保険会社が倒産するかもしれない」リスクはある。
このリスクがない運用方法があるのなら、そちらのほうがいいだろう。