肝臓にやさしい生活
肝臓の病気「肝機能障害」になってしまうのは大きく分けて2つ原因があります。
生活習慣、そしてウイルス感染です。
飲み過ぎ、食べ過ぎ、偏食、運動不足が原因の場合、肝臓は脂肪肝、肝炎、肝線維化、肝硬変、肝ガンという順序で悪化していきます。
こうならないためには生活の改善が必要です。
肝臓にとって理想的な生活を紹介します。
1日3食を規則的に
食事がとれないことがあると、空腹になりすぎて、1食あたりの食事量が多くなり肝臓に大きな負担がかかります。
バランスよく
1食に主食1品(ご飯、パン、麺)、主菜1品(肉、魚、大豆製品、タマゴ)、副菜2,3品(野菜、海藻、きのこ)をそろえ、ビタミン・ミネラル・良質のタンパク質・食物繊維などを積極的にとりましょう
腹八分目
食べ過ぎは肝臓に中性脂肪がたまり、脂肪肝を起こす原因になります。
油物や脂質を取り過ぎない
中性脂肪として肝臓にたまるため控えめにしましょう。
栄養剤やサプリメントを取り過ぎない
これらは薬と同様、肝臓に大きな負担がかかったり、アレルギー反応を起こして薬剤性肝障害を発症することもあります。必要以上にとりすぎないようにしましょう。
適度な運動をする
運動不足は食事などからとったエネルギーを十分消費できなくなり、中性脂肪となって肝臓にたまります。1日8,000歩を目標に体を動かしましょう。
適度な飲酒
週に2日はお酒を飲まない休肝日をつくり、適量を守りましょう。
1日に日本酒なら1合、ビールなら中便1本、ワインならグラス2杯程度です。女性の場合にはこの半分程度です。
アルコールを肝臓が解毒するには約3時間かかります。
十分に睡眠をとる
睡眠中に成長ホルモンが分泌され、ダメージを受けた肝細胞を修復します。そして肝臓の代謝活動が抑えられ、肝臓の免疫力が高まります。