輸入代行業者を使った仕入れ Freee 記帳
商品を海外から仕入れていて、商品の発送経路が
海外の仕入先>輸入代行業者の海外事務所>国際発送>自分
の場合についてのFreeeでの記帳について。
初期設定の変更
まず初期設定では輸入で用いる税区分が使用できないようになっています。
そのため、設定で税区分を変更します。
設定>税区分の設定 を選択
税区分の一覧で「課対輸本から課税売返」までをそれぞれ右端の編集ボタンをクリックして、「この税区分を使用する」にチェックを入れて保存する
各科目の記帳について
基本的考え方は、海外でかかった費用は税区分は「課対輸本」になる。
国内でかかった費用の税区分は「課対仕入8%」となる。
海外の仕入先>輸入代行業者の海外事務所
業者が商品を買った価格と事務所までの送料は勘定科目が「仕入高」、税区分は「課対輸本」。
業者の手数料
商品が届くまでが業者のサポートと考えると、国内でかかった費用とみなしていい。
勘定科目は「外注費」、税区分は「課対仕入8%」
国際送料
海外での運賃と日本に到着してからの運賃が分けられない、たとえばEMSなどでは、勘定科目は「荷造り運賃」、税区分は「課対仕入8%」でよい。
関税
勘定科目は「仕入高」、税区分は「課対輸本」
通関料
勘定科目は「仕入高」、税区分は「対象外」
課税通知書の消費税と地方消費税
個人事業主の場合には、以下の勘定科目では「仕入高」と入力する、
法人の場合には次の通り入力する。
国際郵便物課税通知書に記載された「消費税」は、
勘定科目は「輸入消費税(税込みの場合)」、税区分は「課対輸税8%」
国際郵便物課税通知書に記載された「地方消費税」は、
勘定科目は「輸入消費税(税込みの場合)」、税区分は「地消貨割8%」
金額については、
通知書の右端の欄にある税額と、下にある「納付すべき税額の合計」の「消費税・地方消費税」の税額を見て、
右端の欄の消費税+地方消費税の額 > 下の欄の「消費税・地方消費税」の税額
だった場合かつ
右端の消費税(10の位以下切り捨て)+地方消費税(10の位以下切り捨て)=下の欄の「消費税・地方消費税」の税額
であれば、
右端の税額を10の位以下切り捨てで記帳する
勘定科目を輸入消費税にする場合
仕入高ではなく輸入消費税(国税)にする場合、
初期の状態では「輸入消費税(国税)」はないので、
設定>勘定科目の設定 を選択
新しい勘定科目を登録 をクリック
名前:輸入消費税(国税)
勘定科目のカテゴリー:当期商品仕入
表示名(決算書):仕入高
税区分:課対輸本
詳細項目の設定 をクリック
収入取引相手勘定科目:未収収益
支出取引相手感情科目:買掛金
保存をクリック
勘定科目を輸入仕入高にする場合
仕入高ではなく輸入仕入高にしたい場合、
初期の状態では「輸入仕入高」はないので、
設定>勘定科目の設定 を選択
新しい勘定科目を登録 をクリック
名前:輸入仕入高
勘定科目のカテゴリー:売上原価
表示名(決算書):仕入高
税区分:課対輸本
詳細項目の設定 をクリック
収入取引相手勘定科目:未収収益
支出取引相手感情科目:買掛金
保存をクリック