お金の表と裏、コインの雑学

コインを親指で弾いて上にあげ、手で受け取って表か裏かを予想するシーン、テレビで観ることがありますよね。
これをコイントス(Coin Toss)と呼びます。
英会話ではCoin flippingまたはcoin tossingといいます。
紀元前一世紀頃のローマですでに賭け事として行われていました。

コイントス1
コイントス2

ではコイン(硬貨)のどちらが表でどちらが裏なのでしょうか?

日本円の場合には、年号が書かれているほうが裏です。
現在日本で流通しているのは、1円、5円、10円、50円、100円、500円。

1円玉5円玉10円玉50円玉100円玉500円玉

紙幣は金額が漢字で書かれている方が表です。

英語では表がheadまたはfront、裏をtailと言います。

確率

またコイントスで表が出る確率と裏が出る確率はどちらも2分の1です。
これは当然ですよね。

では9回続けて裏が出たとき、
10回めで裏表のどちらが出るかを賭けるならば
「表が出る方」に賭けたほうが有利でしょうか?

答えはノー。確率は2分の1です。9回まで何が出ていたのかは関係ないのです。

自分で話を否定するようですが、
実はこのコイントスの確率は2分の1ではなく、練習すると自分が好きな方を出せるという研究結果が、2009年12月7日に発行されたカナダの医学誌「Canadian Medical Association Journal(CMAJ)」で発表されました。
自分で決めた面を出すコツは、高さ、速さ、コインの回転数、コインをキャッチする方法をうまくコントロールすることだそうです。

こうなると、コイントスをした人が裏か表かを言うのはマズいですね。

コイントスの場面がある映画

バッドマンのダークナイト:このシーンでは硬貨はどちらも表の模様です。

ノーカントリー:2007年製作のアメリカ映画。麻薬取引の大金をめぐるサスペンス。

HUNTER×HUNTER劇場版緋色の幻影(ファントム・ルージュ):少年ジャンプで連載されていた漫画ハンターハンターの映画。この漫画は休載が非常に多くて1999年以降は毎年10回以上休載しています。現在も2014年37、38号合併号の掲載以来休んでいます。

43人のコイントスでオーケストラ

最後に面白い動画。

一体、何回練習をしたのでしょうか?