子供とデュエルマスターズのベストな関係1

最近うちの小学4年生の息子がデュエルマスターズで遊び始めました。
両親や祖父母は買い与えていませんが、友達からもらったり物々交換をしてカードを集めたようでした。

子どもがデュエルマスターズで遊びだしたことを、正直いい気持ちがしません。

手放しで「どんどんやっていい」とは思えず、かといって「してはいけない」と言うのも違う気がする。
でも「子どもがデュエルマスターズをどう遊べばいいのか?」と考えると、はっきりとした意見・指針はない。

親の単なる好き嫌いで子どもがやることに「いい・ダメ」を言うのでは、小学生4年は納得しないでしょう。

今の時点では「小学生がデュエルマスターズとどうつきあっていくのがいいのか」という答えは出ていません。
この記事を書くことで考え方・感じ方などを整理し結論を出したいと思います。

デュエルマスターズはどういうゲーム?

自分ではやらなくても親がどのようなゲームなのか知らなくては話になりません。
デュエルマスターズは略してデュエマと言われ、トランプのようなカードゲームです。

デュエルマスターズ
40枚のカードを揃えて、友達と1対1で勝負します。
カードはこの画像のように、いろいろな種類があり、これまで実に3000種類以上のカードが販売されてきました。
特定のカード以外は自由に自分で選び40枚にすることができます。
1種類につき最大4枚まで持つことができます。
カードの種類は、描かれたイラストの違いだけでなくそれぞれに特技・特徴があります。
この違いを利用して、相手が最初に並べた5枚のカードを減らしていき、最後にカード0枚の状態になったところを攻撃すれば「勝ち」となります。

ざっくりですがこれが”デュエマ”のルールです。

デュエルマスターズはテレビアニメやコミック雑誌の漫画で連載されていて数年以上の歴史があり、日本全国で大会が開かれる規模にまでなりました。
子供の世界では有名な遊びなのです。

遊び年齢層は中学生ぐらいまで。それ以上は他のカードゲームで遊ぶようです。

デュエマに感じる嫌悪感の正体

デュエルマスターズのようなカードゲームは「トレーディングカードゲーム」といい、略して「トレカ」と呼ばれます。
世界初のトレーディングカードゲームはアメリカで1993年8月に発売された「マジック:ザ・ギャザリング」です。
これが日本に入ってきて、その後いろいろな日本製のトレカが販売されてきました。
そして2002年にデュエマが発売され今に至ります。

このようにトレカの起源が玩具メーカーの商品です。

そう考えると、

「どうすれば流行ってたくさん売れるのか」
「どうやって子どもと親からお金を引き出させるのか」

という玩具メーカーの思惑が見えてきます。

すでにデュエマのカードは3000種類以上あると言いましたが、これは2002年の発売当初からではなくその後に次々と新しいカードが発売されてきた結果です。
そして今年もまた新しいカードがリリースされています。
どれだけすごいカードなのかと雑誌などで紹介され、子どもはほしくなるのです。
いろんなカードが集めたくなるようにできています。

こう聞くと

デュエマ=トレカ=終わりなき買い続ける世界

のように思えます。
このネガティブな第一印象が、子どもがトレカで遊ぶことについて抱く嫌悪感の正体でしょう。

次回へ続きます