子供とデュエルマスターズのベストな関係3

デュエマの良い点が見えれば、悪い点もはっきりします。

デュエマのもう1つの面

それが「他のカードが欲しくなる」という点です。

次々と発売される「強そうなカード」。
友達が自慢して見せる「勝てそうなカード」。

これがどんどん欲しくなる。

デュエマ本来の遊び方「勝負して相手に勝つ」、
そして遊ぶために必要な40枚があらかじめ揃っているセット、

これだけあれば十分では?と親は思うのですが、実際はそうじゃない。

どのような40枚にするのか?で勝ちやすさが変わってくるのです。

基本セット(基本デッキ)だけでは勝てないことが多く、
勝つためには「こんな特徴があるカード」が必要になってくる。

そういうオモチャなのです。

どう接していくのか

でも新しく発売されたカードがあれば勝率が上がるというものでも決してありません。
ネットで「デュエマ デッキ おすすめ」などで検索すればわかります。
大会で優勝した人たちは決してすごいカードばかりを持っているわけではないのです。

勝つために努力をする、
その努力のためにお金を使う

これは決して悪いことではなく、スポーツの世界でもあることです。

自分にあった品質のよい物を手に入れて記録を伸ばすのと同じ。

どういうカードがほしいのか?、

その理由が、対戦を繰り返す中で経験や友達のアドバイスから

「ああいう場面で、こういう特技があるカードがあるといい」
「あのカードがあれば、こういう戦略ができる」

と学んだ上ででてきたのであれば悪いことではないでしょう。

そしてそのカードが努力したり工夫した上で手に入るのなら、

親がすぐに買い与えるのでなければ、

カードを増やしていくことは子どもの心・考え方の成長にはいいと思います。

カードの増やし方

勝つために欲しいカードがでてきたとき、今度はそのカードをどうやって手に入れるのか?という課題が出てきます。

袋に入ったもの

通常カードを買うには駄菓子屋・おもちゃ屋などで、袋に5枚入って150円で売っているものを買います。ただし何が入っているのかがわからない。

集める楽しさだけならそれでいいのですが、勝負で勝つために欲しいカードが決まっているのなら、違う気もします。

専門店

そこで大人なら思いつくのが「指名買い」です。
方法としてはヤフーオークションがありますが、それ以外に「カード専門店で買う」という方法があります。
ただし、人気の高いカードは高値で販売されています。
駄菓子屋で買えば一枚あたり30円ほどのものが、150円、300円、500円、、、、1500円、3000円!など。

交換

他にはもちろん友達とカードを交換する方法があります。
自分がほしいカードを相手がいらないことはあるものです。
特に年齢が低いほど、カードに描かれたイラストの格好良さや、強そうにみえたりするものが人気です。
でもこれは対戦に勝つのに有利なカードだから、というわけではありません。

努力して勝つ・カードを手に入れる

以上3つの

安いけれど何のカードがわからない方法
値段は高いけれど確実に手に入る方法
友達関係がうまくいけば手に入る方法

このうちどれがいいのか、というのではなく、限られた予算(お小遣い)の中で、自分で比較して工夫することは、学校や塾では学べないいい勉強です。

、、、、ここまで書いていきて1つの結論がでました。

  • デュエルマスターズが相手と戦って勝つゲームであること
  • 勝つためには決して「すごいカード」が必要ではないこと
  • 勝つことがおもしろい のであって カードを集めることが本来の楽しみではないこと

これを子どもがわかったうえで遊ぶのなら、
デュエマを「今の時代の子どもたちの遊び」ととらえて見守ってあげる。

そして子どもがカードを増やしたいのならその理由をきき、
工夫すること・我慢すること・お金の使い方などを学ぶ機会へと導いてあげる。

デュエマがいろいろなことを学ぶことへつながるように親が気をつけてあげる、これが我が家の答えとなりました。